このキノコ、なんて子?
2023-11-20

おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
冬眠前のリスのように、僕の場合はキノコを毎日のようにふんだんに食べている秋です。キクラゲが特に好物なんですが、登山の途中で天然ものを見つけるとそれはそれは興奮します。ただ、キノコ博士でもなんでもなく、浅学な僕は食べる専門でここまできているもので、さすがに天然ものを採取するのは気が引けるというか怖いところがあるんですよね。キノコではしくじりたくないもの。うまそうなんですけどね。
『もしも草木が話したら 植物をめぐる15の疑問』という楽しい本をイタリア語から訳して出版した僕ですが、その体験で大きな収穫だったひとつは、キノコが森にとっていかに大事かということ。地中に長大なネットワークをびっしり張り巡らせているキノコたちは、植物同士の情報伝達を担う、現代の人間社会で言えば、インターネットの光ファイバーみたいな側面もあって、彼らなしにはにっちもさっちもなんですってね。
そんな知識を踏まえると、キノコを見る目が変わります。先日僕が山で見つけたのは、これ。このぷっくり具合。この子も森をある意味つかさどっているのだろうか。つかぬことをお伺いしますが、あなたのお名前は?
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。