タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.5
2015-10-31

<オンエア曲>
M1 Rikki Don’t Lose That Number / Steely Dan(1974)
M2 Footloose (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part3」)
M3 潮来笠 / 橋幸夫 (1960)
M4 安奈 (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M5 You Keep Me Hangin’ On / Vanilla Fudge(1966)
M6 そのために生きていけるから
(AL 「銀河鉄道999ゴールドセレクション」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』。
「僕が小学校1年生ぐらいの時のヒット曲なんですけど、
何故か、強烈な印象が残っているんですよね。
1つは、父方の祖母が橋幸夫さんに夢中になっていて、
騒いでたので、それでかな?
そういう歌手に夢中になるような
おばあちゃんじゃなかったんですけどね。
ものすごい真面目なおばあちゃんだった。
おじいちゃんは裁判官なんですよ。
裁判官の奥様です。
で、確か、向こうの師範学校を出て、先生もしていたはず。
書道もすごかくて、達筆だった。
で、橋幸夫さんについて、色々教えてくれるんですよ。
呉服屋の息子だとか(笑)
今考えると、どこまで本当だったのか…。
後に橋幸夫さんと番組で一緒になることがあって、
ちょっと感動しました。
ビートルズより遥か前ですが、
どこか憧れていたところがあったんじゃないかなって。
僕は小学1年生の時から絶対に歌手になると思っていたから、
そういう意味で意識はしていたんだと思います。
ただ、アメリカンポップスの方が好きだったので、
橋幸夫さんとは、ジャンル違いだってことは、幼心にわかっていた。
面白いのは、「おーい中村くん」とか「サンドイッチマン」とか、
幼稚園ぐらいの時にTVとかからなんとなく聴こえてくる歌、
こういう歌をちょっと歌うとオトナが喜ぶから、
フレーズだけちょっと覚えてオトナに聴こえるように、
わざとうたってあげる、みたいな、そういうことをやっていましたね。
そんな中で、この受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』は、
はっきりと自分で歌う為に覚えた歌だったような気がしますね。
後に「ガンダーラ」を歌うんですけど、
この日本語verがゴダイゴで出した最初の
日本語のシングルなんですね。
日本語ってことで、やっぱりどうやって歌って良いのか、
最初はわからなかった。
英語だと1つ1つ発音をしっかりするだけで
カタチになったりするんだけど、
日本語の場合はそうはいかない。
っていうような感じを今だったらハッキリ言えるんだけど、
当時はそんなことすらわかっていなかった。
だから、歌いながら節回しとかを掴んでいくしかなくて。
で、その日本語の節回しとかを
橋幸夫さんの歌い方を多分どこかで貰ってきて、
それを手がかりにして
「ガンダーラ」を歌っていたんだなってことに後から気づいた。
だから、「ガンダーラ」は多分橋幸夫さんに影響を受けていると、
ご本人にもお伝えしました。
アメリカンポップスが大好きだった僕が
英語の歌の中から見つけたかっこよさと、
日本をはじめとするアジアの情緒的な節回しと、
両方とも掴む事ができたなと思っています。
僕自身が関係する音楽が、幅広いカタチに持って行けたのは、
そのお陰だと思います。
だから、橋幸夫さんは、
わたしの、偉大な恩人になるのではないでしょうか。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html



