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「FM802 & FM COCOLO DUAL MUSIC PROGRAMとして、FM802とFM COCOLOの2局が共同で放送する番組。朝にぴったりの爽やかで多彩な音楽プログラム。週を通じて早朝の時間帯に、リスナーの一日のスタートのお供に。

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息子奥田民生

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オトナのためのマンガ塾 Vol.3

マンガを読み続けて57年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第3回のピックアップ作品は、
ちばてつやさんの「ちかいの魔球」。
多分最初に本当に夢中になったのは、これ。
当時の野球ブームと相まってね、僕らも野球をちょうどはじめたぐらい、
球を拾って投げてみたいなのをようやっとやりはじめた、
そんな時に、この作品に出会ってるんですよ。
クラス中の男子がみんな知ってましたね。
なんといっても、「魔球」って言葉がかっこよかったです。
後に、アニメ世代の人達にとっての「魔球」が、
巨人の星の「大リーグボール」だったりするんですけど、
僕らにとっては「大リーグボール」は「魔球」じゃない。
「巨人の星」の原作者:梶原一騎さんも
漫画を書いていた川崎のぼるさんも
「ちかいの魔球」は間違いなく知ってるんですけど、
「魔球」という言葉を使ったら、「ちかいの魔球」になってしまうから、
「大リーグボール1号」っていうめんどくさい名前をつけたわけです。
実はその前に、「秘球」もあったんですよ。
「妖球」なんかもあった(笑)
何かしらアイデアをつくって、
「魔球」という言葉を使うのをみんな避けてた。
なんですけど!!!
心ないTVのスタッフがアニメでは、
「魔球」という言葉を使ってしまった。。。
そのスタッフは「誓いの魔球」を知らなかったんでしょうね。
だから「巨人の星」のアニメファンは、
「魔球」っていう言葉を使うんだけど、
それが僕はちょっと…許せない(笑)
まぁ、いいか!(笑)

ちばてつやさんの「魔球」は、球がとまるんですよ!?
アンダースローで地を這うような球がくるんですけど、
あまりにも地を這うんで砂埃が巻き上がって、
そこでなんとなく止まって、
フワッと浮き上がってミットにおさまる(爆笑)
わけがわからない!!
これが主人公・二宮光が投げる1つめ。
2つめはボールが5つになるので、どれを打ったら良いのかわからない(笑)
ボールが5つに??
なるわけないじゃない!!(爆笑)
ともかく、ちばてつやさんの画力のすごさに圧倒されて、
引き込まれ方が他の漫画とはちがったなぁっていうイメージがある。
「ちかいの魔球」から「紫電改のタカ」へいって、
そのあと「ハリスの旋風」、そして「明日のジョー」。
ここに繋がるんですよねー。

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.3

10/17(土) Vol.3
<オンエア曲>
M1 Theme From The Monkees / The Monkees(1966)
M2 The Sound of Silence (Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part5」)
M3 恋のバカンス (1963) / ザ・ピーナッツ
M4 与作 (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part10」)
M5 I Don’t Want Your Money (1971) / Chicago
M6 SILK AND SPICE
   (AL「SILK ROAD -ガンダーラより愛を込めて-」)


<A Journey to My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『TV番組のテーマソング Vol.3』
ついに、3週連続でTVの話しを…


「僕らの時代は、TVがやってきた時代。
 幼稚園の終わりぐらいからだんだんとやってきて、
 どんどん盛り上がっていったんですよ。
 はじまる前に雨戸をしめて、拍手をして、、、
 じっくりとTVを見る時代だった。

 「ローハイド」、「ララミー牧場」に夢中になりました。
 「ローハイド」はとにかくかっこよかった。
 何をやってるか、当時は意味は分からなかったけどね、
 牛を運んでるっていう、、
 「ローハイド」は、ズボンの上に履いていた革のカバーなんですよ。
 馬に乗っている人のズボンがこすれて
 擦り切れるのを防止する役割なんですけど、
 そもそも、
 カウボーイだから牛に乗ってるのかと思いきや、馬だったし!爆笑

 西から東に放牧している食用牛を運んでくる、
 っていう話しだったような。
 何故か、豆を食べているシーンが印象的で。
 登場人物がいっつも豆を食べていて、
 だからアメリカ人は豆が好きなんだと思ってました。

 そこですごかったのが、
 若いカウボーイ役をやっていたクリント・イーストウッド。
 その後、「マカロニ・ウェスタン」のスターになって、
 「ダーティハリー」になって、
 最近ではアカデミー賞受賞作品の映画監督にもなった。
 (「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」)

 そして、もう1人すごかったのが、デヴィッド・マッカラム。
 「0011ナポレオン・ソロ」に出演していた彼ですよ!
 007のジェームスボンドが世界を席巻していた中、
 そのイメージを上手に使用してアメリカ制作されたTVシリーズ、、、笑

 ビートルズがイギリスから大ヒットした時に、
 TVシリーズでモンキーズをつくった的なね。
 今だったら、許されないかなー。
 でも、「0011ナポレオン・ソロ」もかっこよかった。
 ユーモアもあり、アクションもあり、テーマソングもかっこよかった。
 この中で、主役の相棒をつとめていたのがデヴィッド・マッカラム。
 主役のロバート・ヴォーンよりも人気がでて、当時は国民的アイドルだった。
 この人が今アメリカで放送されている人気TVシリーズ
 「NCIS」のドクター役で出演しています。

 また見てみたいなー。
 今見たら、また違った感想を持てるような気がするしね。」


☆ライブ情報

タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土) 
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)


☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

オトナのためのマンガ塾 Vol.2

マンガを読み続けて120年!(アレ?)
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第2回のピックアップ作品は、
藤子不二雄Aさんの「まんが道」
藤子不二雄A&Fさん、日本のレノン・マッカートニーとわたしは呼んでいますが、
本当に2人で書いていて、名義をわけたのは
「藤子まんが」が世に出てから随分後のことで、
今言われると確かに、
「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」「ドラえもん」「パーマン」は、
タッチが違うな〜と感じます。
特に僕が昔夢中になったのは、「シルバークロス」という漫画で、
小学校低学年時にハマっていた作品。
今思うと、「シルバークロス」は
「プロゴルファー猿」と同じぐらい、劇画チックでした。
劇画なんて、まだない時代に。
先駆けの人達は表現でも色んなトライをする。
特に藤子不二雄Aさんの方に多く見られた劇画タッチなのですが、
なぜ、Aさんが劇画を好んだかというと、
Aさんは高校を卒業後、1年程新聞社につとめていて、
映画を紹介する紙面を担当してた時に、
映画の1シーンを漫画と絵の間みたいな挿絵を入れて、記事を書いていた。
実はその当時に劇画を書いていたんですね。
このようなことが書いてあるのが、藤子不二雄Aさんの「まんが道」。
面白いですよ〜。
Aさんに会って何度かお話する機会があったんだけど、どちらかというと、
F(藤本)さんの方が大人しく、A(安孫子)さんの方が能動的だったみたいです。
2人は何をするにも、圧倒的にAさんがFさんを引っ張って行く、という関係でした。
しかし、それが逆転したタイミングがあって、
漫画を書き始めて、いよいよプロを目指すという時に、
やっぱり上京するべきだと、強く提案したのは、Fさんだったそうなんです。
当時Aさんは新聞社につとめて、十分な収入も得ていたので、
「もうこれでも良いかな〜」なんて思っていたらしいんですね〜。
Fさんは高校を出て、しばらくは働きにでたけど、長くは続かなかったようで…
天才肌ですよね〜、まさしく。
Fさんの強い提案により、Aさんは引き延ばしていた上京を決心しました。
安定した職を捨てて、家族も説得して…
全くどうなるかわからない道に足を踏み入れたわけです。
その後、手塚治虫先生のトキワ荘を訪れて作品を持ち込んで、
その時才能を買われてトキワ荘で生活しなさいと言われ居候し…
漫画の神様の部屋で漫画の神様の机で漫画が書ける、
これってポール・マッカートニーがつかったピアノで
曲作りをさせてもらえるようなもの。
誰がかいたって、「ヘイ・ジュード」が書ける!
僕にとっては、バンド物語のような漫画。
バンドがどんな風に成長して、売れて行くか。
人ごととは思えない感じで読めるんです。」
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